アメリカンコミックやTVアニメ、実写映画をはじめ、その他複数のメディアで、1980年代より今日まで展開され続けている『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』。この人気作を、制作手法の面でも、設定や物語の内容でも一新させた、ニコロデオン・ムービーズ制作の劇場アニメーション『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』が公開されている。 日本でも人気のある題材であるだけに、大きな期待がかけられた一作だが、本作『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』は、それを大きく上回る、数少ない“傑作”であるばかりか、“革命的”とすらいえる驚きの出来となっていた。ここでは、そんな本作の何が凄いのかを解説していきたい。 コミック『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』は、DCやマーベルのような大手コミック出版社の作品ではなく、もともと作者たちが同人誌として自ら小