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ブックマーク / stanza-citta.com (2)

  • いろいろクドい話 » ソ連陸軍が到達した唯一の正解

    数あるドイツ軍礼賛戦記の中に確立しつつある「末期戦モノ」とでも言うべきジャンルでは必ず「○○攻勢に赤軍は野砲何千何百門、戦車何千何百輌を集結し」とうたい上げて敵の物量を強調するのが約束事です。この数字の読み上げは「精強を誇るドイツ機甲部隊であっても赤軍の膨大な物量の前に敗北は必至だった」と悲壮な雰囲気を盛り上げる道具ですから、太平記の語り口みたいなものです。 こうした太平記方式では「大砲が沢山あるなぁ」とは思えてもなぜ、何のためにそんなに大砲があるのかが解りません。膨大な物量を誇りながら、ちっとも豊かなイメージの無い世界史の奇跡のような存在のソ連軍がなけなしのリソースをどうしてこんなに注ぎ込んだのか疑問に思わない書き手も書き手、読み手も読み手です。 ドイツ軍の現状がどうであれ、ソ連軍が攻勢のために準備した砲兵火力は何処の何と比べて多いのか少ないのか、多くても少なくてもその理由や目的が解らな

    mfluder
    mfluder 2015/04/21
    "ソ連軍の桁外れに広い突破正面はドイツ流の防御ドクトリンを実施不能にするために採用された究極のドクトリンだった"
  • いろいろクドい話 » 護衛戦闘機は役に立ったか?

    ドイツ土爆撃と護衛戦闘機について、一般的な認識は「爆撃作戦開始時にドイツ土へ侵攻する爆撃機を護衛できる行動半径の大きな戦闘機が無く、最初はイギリス空軍のスピットファイアがやっと大陸の入り口までを護衛できる状態だったが、その後、P-47やP-38といった行動半径の大きい戦闘機が投入されて段々と奥地まで護衛できるようになり、最終的にはP-51マスタングの投入によって爆撃の全行程を戦闘機が護衛できるようになった。」というものではないかと思います。時を追って事実を並べると確かにそんな印象を受けますが、実際に爆撃作戦を行っていた航空部隊が同じように考えていたかというと、実はそうでもありません。 軍隊は原則的にそのドクトリンに従って行動します。アメリカの爆撃機部隊も例外ではありません。アメリカが参戦前に策定したAWPD-1に沿って軍備が進められ、参戦後ほぼ1年経過して承認されたAWPD-1942で

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