上記の本を図書館で借りて読みましたが、内容は実に細かく、経済の基本用語をよく知っていないと、なかなか理解が難しい本です。 故に著者が言わんとしているところで、理解出来た箇所を若干挙げたいと思っています。 既に熊本氏の事は11月1日のブログで触れました。高校まで数学少年で大学に入ってから、公害問題との関わりで都市工学科を選んだ人で、この本でも数学は若干採り入れられています。 まずあとがきからです。熊本氏がこの本を書くきっかけになったのは、「原発の電気が安い」という主張に対する反論をきっちりしておきたいからという事からでした。 最初に一般電気事業ですが、契約電力50kW未満の需要家(主として一般家庭)に対して今も地域独占が認められている他は、1995年以後の改革で部分的自由化が実施され、特定規模電気事業者(PPS)が東京電力よりも遥かに安い料金で、オフィスビル、学校、ホテル(ほとんどの省庁も)