そういうわけでラブプラスを遊んでいる。 遊んでいるというか……逆に遊ばれ翻弄されているというか、とにかくそのような日々を送っている。 ゲームを開始すると、引っ越してきた主人公が街の駅に降り立ち、自分の部屋に行く場面が語られる。 部屋の雰囲気を三パターンから選べたり、一人称を「僕」「俺」から選べたりと、細かな配慮がうかがえる。さすが「ときメモ」のコナミ、老舗の本気をうかがわせる。 学校へ行くと、さっそくヒロインとの出会いが待っており、今後のときめきライフを予感させてくれる。 テニス部の同級生、高嶺 愛花。 図書委員の後輩、小早川 凛子。 バイト先の先輩、姉ヶ崎 寧々。 俺は日々、体育だの勉強だのバイトだのといった一日の予定をこなし、「運動」「知識」「魅力」といったパラメータ(彼氏力)をアップさせていく。 この彼氏力の条件を満たし、ヒロインたちとのイベントを進めていくと、めでたく彼女のほうから