ランドサット7による発掘地点の衛星写真 ティクターリク(学名:Tiktaalik)はデボン紀後期(約3億7500万年前)に生息した絶滅肉鰭類である。ティクタアリクと表記されることも多い[1]。 四肢動物と多くの共通点を持つ。 2004年にカナダのヌナブト準州エルズミーア島で保存状態のよい化石が3体発見された。学名は現地のイヌイットの言葉で「カワメンタイ(大きな淡水魚)」の意。 3億8000万年前のパンデリクティスのような魚類と3億6500万年前のアカントステガ(アカンソステガ)やイクチオステガのような四足動物の間を結ぶミッシングリンクであるといわれる。 魚類と四肢動物の中間的な特徴を持つ。時代的に先行するパンデリクティスとの違いは、四肢の関節と自由に動く首の発達である。 胸鰭は四肢動物の前肢に近い。エウステノプテロンやパンデリクティスでも鰭の中に上腕骨・橈骨・尺骨があり、肢帯と自在に動く肩