イリエワニの剥製。国立科学博物館の展示。 跳び上がるイリエワニ(オーストラリア・ノーザンテリトリー)。 イリエワニ(入江鰐、Crocodylus porosus)は、ワニ目クロコダイル科クロコダイル属に分類されるワニの一種。 分布[編集] インド南東部からベトナム 、フィリピンにかけてのアジア大陸、スンダ列島からニューギニア島、及びオーストラリア北部沿岸、東はカロリン諸島辺りまでの広い範囲に分布する。 後述のような海流に乗って移動する生態から、オーストラリア北部には近年になって東南アジアから海伝いに分布を広げたと考えられている。日本では奄美大島、西表島[4]、八丈島などでも発見例がある。 形態[編集] 現生のワニ類および爬虫類の中では最大級の一種であり、平均は全長4メートル、体重450キログラムになる。野性、飼育下とも、巨大な個体は全長9メートル程になることもある。口吻はやや長く基部の1.