お酒を大量に飲むと肝臓がアルコールを処理できなくなり、また、アセトアルデヒドもたまってきます。そうすると、吐き気、嘔吐、頭痛、胃痛、悪寒などの症状が起こってきます。 さらに翌朝まで酔いがつづくほどの深酒となれば、アルコール性の急性胃炎、水分やミネラルのバランスのくずれ、血液中の乳酸や尿酸のふえてくる状態があらわれます。 宴会などで、遅れてやってきて、空腹のまま立てつづけに杯を重ねる人がいます。いわゆる“かけつけ三杯”というものです。 肝臓の処理できるアルコールの量は一時間に日本酒にして0.3合くらいのものですから、急にアルコールがたくさん入ると、肝臓で処理しきれず、さらにアルコールは胃腸で急速に吸収されるため、飲んだあと30分で血液中のアルコール濃度は最高に達します。 空腹状態のときはさらに早くなります。 “かけつけ三杯”は、酔いの回りが速く、悪酔いの原因になると同時に、肝臓を悪くするも