若者と雇用について、アンケートに回答したら、さらに続きの質問が来た。 Q4 「人参と鞭」の教育を突き進めてきた米国であのような大規模なデモが起こっているのはなぜなのでしょうか? 日本とはどこが違うのでしょうか? 日本は戦後、米国から教育や民主主義の概念など多くを学び、米国的価値観をよしとしてきました。その日本では連帯せず、米国では拡大している。この差についてどうとらえたらいいのか、ぜひ教えて下さい。 戦後日本で大きな社会運動が起きたのはすべて「反米ナショナリズム」の運動としてです。 外形的には「左翼」主導の運動でしたので、本質は見えにくいですが、そうなのです。 内灘闘争以来の反基地運動、60年70年の二次にわたる安保闘争、佐世保羽田に始まるベトナム反戦戦争などなど・・・巨大な動員をもたらした社会的な異議申し立ての運動はすべて本質的には反米闘争(すなわち「日本の主権回復闘争」)として行われま