ADHD(注意欠陥・多動性障害)や自閉スペクトルラムなどの発達障害は、これまで飲み薬が一般的だったが、テレビゲームをプレイし、感覚刺激や運動刺激を与えることでその症状を緩和させるデジタル療法が注目されている。 昨年、アメリカの医療ベンチャー企業アキリ(Akili)社が発達障害を治療するためにアクションゲームを開発し、一定の効果をあげているというニュースをお伝えしたが、その効果が認められ、子供のADHDの治療を目的とするゲームが、アメリカ食品医薬品局(FDA)により承認を受けたそうだ。 FDAによると、なんらかの疾患の治療目的でゲームを利用した療法が承認されたのは今回が初めてだという。 ADHDのデジタル療法として認可されたテレビゲーム 今回FDAの承認を得られたのは、アキリ社の「エンデバーRX(EndeavorRX)」というアクションゲームであり、史上初めて薬として販売されるゲームとなる。