それは、蒸し暑い日曜日にかかってきた一本の電話から始まった。 あれこれ支度。Googleで調べた経路情報を元に、バス、電車を乗り継いでいく。 目的の駅。そして、もう陽も暮れてしまった細い急坂を大汗をかきながら登る。 ようやくたどり着いた先に待っていたのは。 小さい。可愛い。 想像していたよりも、かなり小さく手のひらサイズ。可愛い。(^_^) 手のひらを差し出すと、小ちゃな口を大きく開ける。可愛い。(^o^) 声は聞こえない。でもシャーと威嚇しているようだ。可愛い。(^_^;) そっと移し替えたキャリーバックを大事に抱えて、とんぼ返り。 #突然の乱入者に驚いたその家の猫ちゃん達に逢えなかったのは残念、残念。 帰路、鳴くかと思っていたけれど、意外とおとなしい。 長時間の移動で大丈夫かなと、キャリーバックの天板(スモーク)越しに頻繁にのぞき込む。 じっとくるまっているかと思えば、ときどき動き回っ