この流れを受けマイクロソフトでは、昨年からTech・Edの中に1つだけ女性技術者向けのイベントを用意した。名づけて「Women in Technology Luncheon」。会場の横浜グランドインターコンチネンタルホテルで昼食を共にしながら、IT(情報技術)業界で働く女性のネットワークを広げ、悩みや問題を共有しようという試みである。8月22日の今回は、ソフトウエア開発の第一線で働く3人の女性をパネリストに迎え、技術者のキャリアをテーマとしたディスカッションが行われた。3人とも30代前半である。 パネリストの1人、SAPジャパン TLTジャパン プロダクションユニットの小林裕子さんは、外資系ERP(統合基幹業務システム)パッケージベンダーである同社に入社して11年。現在は、外国版ソフトウエア製品を日本語OS(基本ソフト)の上で動かす作業に携わる。上司は米国人で、職場は男女半々。仕事上で男女