2011/02/22 08:00スピーディーで的確な意思決定を支えるBIシステムを具現化するにあたって、DWHにはよりシビアな処理性能が要求されるようになってきた。しかも、分析対象のデータ量は増加の一途をたどっている。そんな状況下、DWH関連のベンダー各社は、独自の工夫で性能アップにしのぎを削っている。 並列処理で性能向上を図るDWHアプライアンス DWHに関し、このところ最もホットな話題の1つが、アプライアンス製品の急増だ。事前検証を済ませたハードとソフトを組み合わせて提供するというそれは、1つには短期導入を可能とするメリットをもたらした。さらに、そこには固有の技術力が結集されており、ギリギリまでチューニングされた環境を手に入れられるという側面も見逃せない。 主要なDWHアプライアンス製品を表5-1にまとめた。並列処理機構によって高速化やスケーラビリティを追求する動きは共通しつつも、そこ
SAS Institute Japanは2012年5月16日、インメモリー分析エンジン「SAS LASR Analytic Server」を今後の主力製品に位置づけ、SASの業務別・業種別ソリューションに対応させると発表した。LASR Analytic Serverはブレードサーバー上で動作し、容易にスケールアウトできることが特徴。大量データの高速処理が必要になる「ビッグデータ」の活用に向け、インメモリー型を強く押し出す。 SASの利用形態は大きく、「Grid Computing」「In-Database」「In-Memory Analytics」の3つがある。LASR Analytic Serverは3番目に相当するインメモリー型であり、データを複数サーバーのメモリー上に展開して処理する。SAS Institute Japanの北川裕康 マーケティング本部長は、「分析業務は繰り返しが多い
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 2009年に引き続き2010年もビジネスインテリジェンス(BI)と、その基盤となるデータウェアハウス(DWH)市場では、さまざまな動きが起きている。企業買収もあれば、新技術の台頭もある。この1年間にBIとDWHの市場でどんな動きがあったのかを振り返ってみる(2009年については「激化するBI戦争はDWH分野へと戦線拡大」を参照していただきたい。またBIがどんなものなのかは「BIによるデータ活用ことはじめ」でとても分かりやすくまとめられているので、是非参照してもらいたい)。 IBMとEMCの買収 2010年を振り返ってまず注目できるのが、IBMによるDWHアプライアンス専業ベンダーNetezzaの買収だ。IBMは2007年11月にBIソフ
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