スマートメーターやHEMSコントローラの家庭への導入が見込まれる中、議論が活発化しているのが、そこで用いる通信仕様である。これまでは多数の候補が乱立していたが、経済産業省がHEMSネットワークの仕様に「ECHONET Lite」を推奨したことをきっかけに、ほかのネットワーク部分に関しても具体的な提案が増えてきた。 2012年5月10日に、製品安全サービスなどを手掛けるテュフ ラインランド ジャパンが開催したセミナー「スマートエネルギーフォーラム」では、特に米国市場などで主流となっているZigBee Smart Energyと、日本の標準仕様となりつつあるECHONET Liteの関係を軸にした話題を、講演者が発表した。 業界では、経済産業省の「スマートメーター制度検討会」などの議論を背景に、スマートメーターから家庭内に設置したHEMSコントローラをつなぐ通信路が「Bルート」と呼ばれている。