東大Libook Cafeで石戸谷直紀さん(三省堂出版局)のトークセッションを聞いているときに考えてた話。 質問しようかとも思ったのだけどなんかうまくまとめられなさそうだったのでこちらに。 トークセッションの中で教科書の出版についても話が出て来て、挿絵と本文の「ぴったり感」ということ(本文の内容そのままの挿絵だとわかりやすいかもしれないけれど、解釈の余地のあるようなあえてぴったりから外した挿絵の方が面白いんじゃないか、とか)に言及があり。 例の一つに「走れメロス」を教科書に入れる時の挿絵画家(イラストレータ)と石戸谷さんのやりとりが紹介されていた。 そのイラストレータは最後の挿絵にゴブレット(杯)が2つ、並んでいる絵を下描きとして出してきたそうで、(最後にメロスとセリヌンティウスの友情に暴君ディオニスが改心する、という結末を考えれば)「ゴブレットは3つの方がいいんじゃないか?」と石戸谷さん