2011年の映画『コンテイジョン』新型コロナウイルス問題との恐るべき一致 ─ パニックやデマに陰謀論、脚本家はどう見る © Warner Bros. Pictures 写真:ゼータ イメージ 今、とある映画がふたたび大きな注目を集めている。スティーブン・ソダーバーグ監督が2011年に手がけた『コンテイジョン』だ。わずか数日で人命を奪いかねない危険なウイルスが香港から世界各国へ拡散、たちまち致死率が20%を超え、世界が大混乱に陥っていくさまを描いたパンデミック・スリラーである。 劇中の出来事は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大が切実な問題となった世界の情勢にピタリと重なる。感染経路の追跡をはじめとする科学的調査、人々の間で沸き上がる公的機関への不信、インターネットやメディアを通じて拡散されるデマといったトピックは、まるで今の現実を見ているかのよう。まずは予告編から、その恐る
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