起業家の失敗談をテーマにしたカンファレンス「FailCon Japan」の午後、nanapiの古川健介氏が登壇。「CGMサービスを作る上での失敗」というテーマでトークを行った。 積み重ねてきたCGMサービスの運営経験 学生時代からCGMサービスの運営をしてきた古川氏。初めはユーザが投稿しやすい環境を作り出すために、運営者である自分が責任をとるという形式でサービスを運営していた。だが、この結果、警察から捜査関係事項証明書が100通以上届いたり、内容証明が100通以上届いたり、訴訟での損害請求額が総額で6800万円にものぼったという。 自分がすべての責任を負うという形ではコストが掛かり過ぎると考えた古川氏は、次に「したらば掲示板」というコミュニティサービスの運営に携わる。これはユーザが掲示板の管理人となり、その掲示板での責任は管理人が負うというものだ。このときは運営側の責任は減ったが、ユーザは
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