震災から1年。東北最大の繁華街、宮城県仙台市国分町は、予想以上に「復興バブル」に沸いていた。 4月上旬に足を運ぶと、とにかく街は活気に満ちている。仙台市内に拠点を構えるゼネコン幹部はこう話す。 「震災前までは閑古鳥が鳴き、行政に支援を要請するありさまだったのに、全国から集まった工事関係者が殺到し、 接待で使っていたクラブも客であふれ、なかなか入れない状態です」 キャバクラの黒服によると、キャバ嬢やデリヘル嬢の人数が足りず、県外から“応援部隊”をカキ集めているという。 他の都市よりも儲かるのであろう、AV女優の小向美奈子が仙台のストリップ劇場に何度も興行に来ているそうだ。 デフレ不況に沈む東京では信じられないが、このバブル景気、あと数年は続くという。 道路や橋の復旧工事はようやく本格化したところで、沿岸部に向かうダンプやトラックで大渋滞。 インフラ整備が終わった後は、街の大規模な再開発が待っ