今年、一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブは toto助成金を受けて、クラブハウスの新設や グラウンドの芝生化を行なった。地域住民も巻き込んだ 新たな総合型地域スポーツクラブの在り方を、紹介する。 第24節終了時点で勝点39の5位と優勝を狙える順位につけているセレッソ大阪。2012年は14位(勝点42)、2011年は12位(勝点43)と過去2年間の低迷時期を考えると、大躍進と言える。ボランチとしてチームを支える扇原貴宏は、好調の理由をこう語る。 「1つ上の学年に螢君(山口螢)、丸君(丸橋祐介)、その上には曜一朗君(柿谷曜一朗)とユース出身の近い世代がお互いに刺激し合いながらプレーできているのが、いい流れを生んでいると思います。環境面で言えば、新しいクラブハウスとグラウンドができたことも大きいですね。練習が終わるとすぐに水風呂に浸かってアイシングできたりと、設備が充実したおかげで、疲労が溜