菅官房長官は、午前の記者会見で、内閣府の務台俊介政務官が、台風10号の被災地の視察に訪れた際、長靴がなく、内閣府の職員に背負われて水たまりを渡るなどしたことについて、「被災者への配慮に欠けた行為だ」と述べ、緊張感を持って職務に当たるよう指示したことを明らかにしました。 これについて、菅官房長官は、午前の記者会見で、「松本防災担当大臣から、『被災者の心情への配慮に欠けた不適切な行為であり、口頭で厳しく注意した』と報告を受けた。私からも、本人に、緊張感を持って、引き続き職務に当たるよう指示した」と述べました。 そのうえで、菅官房長官は、記者団が、今後の政府関係者による被災地の視察の在り方について質問したのに対し「務台政務官が長靴を用意していくのは当然であり、被災者への配慮に欠けた行為だった。ただ、政務3役が現場で対応することが必要なことはあるので、今後、こうしたことがないよう対応していきたい」