米大リーグで目覚ましい活躍を続ける大谷翔平選手。並外れた素質の持ち主であることはいうまでもないが、抜群の素質を持ちながら活躍できない選手もいる。一体どこが違うのか。 マーケティング戦略コンサルタントの永井孝尚氏は「大谷選手は私が『トルネード式』と呼ぶ仮説検証思考を身につけている。だからオープン戦では苦戦したが、公式戦で結果を出せた」と分析する――。 「開幕には間に合わないのでは?」との声もあった 今年2月から3月に行われた大リーグのオープン戦で、大谷は振るわなかった。 投手としては、打者20人に対し、9安打、3被本塁打、5三振、3四死球。防御率27.00。 打者としては、32打数4安打、0本塁打、1打点、10三振。打率0.125。 数字だけ見ると惨憺たる結果である。 「開幕には間に合わないのでは?」「マイナー落ちではないか?」と予想する声も多かったが、開幕後の大活躍は既に報じられている通り