東京大や京都大など国内5大学のサーバーが不正にアクセスされ、管理者のIDやメールアドレスなどが流出した恐れがあることが、大学などへの取材で分かった。国際的なハッカー集団「ゴーストシェル」が1日、世界100大学から約12万件の情報を流出させたとする声明をネット上で公開しており、大学から相談を受けた文部科学省が調査を始めている。 ハッカー集団が情報を流出させたとしているのは、東大、京大、東北大、名古屋大、大阪市立大の5大学。 名大によると、不正にアクセスされたとみられるのは工学部が管理しているグリーンモビリティ連携研究センターのサーバー。2日に学内から指摘があった。サーバー管理者のIDや、取引先のメールアドレスなどが流出した恐れがあるという。各大学も被害実態の調査をしている。 ゴーストシェルは米政府を攻撃したとされる集団で、サイト上では世界の教育制度を批判し、その主張をアピールするために情報を