3作同時リリースは島耕作 最後の闘い?今さらだが、島耕作が熱い。講談社は5月23日に『学生 島耕作』『会長 島耕作』の最新刊と、スピンオフ作品である『島耕作のアジア新世紀伝』を3作同時にリリースした。島耕作も、作者の弘兼憲史氏も老いてなお盛んなのか、狂い咲きなのか、まあ、すごいことになっている。島耕作の名刺&学生証までついてくるという大盤振る舞いである。 私のように、全巻読んでいて島耕作の数々の女性遍歴まで熟知しているような熱狂的なファンにとっては、これだけのリリースラッシュは有難い。内容もそれぞれ面白い(特に学生編が)。 ただ、これだけのリリースラッシュは「最後の闘い」のようにも見えてしまう(MANOWARファンとして、最後の闘いという表現がマイブームなのだが わかる人にしか分からないだろうが)。空気読まずにストレートに言うと、連載打ち切り回避のためのテコ入れ策のようにも感じられる。島耕