ぼくはミスチルの熱心なファンではないけれど、アルバムはきっちり聞いてて、特に『深海』に衝撃を受けた。 当時はミスチル現象といわれ、出す曲、出す曲、天井知らずの売り上げを記録していた。当然ながら次のアルバムはヒットソング満載のベスト盤的なものになると思われたが、バンド側から提示されたものはまるで違っていた。 シングルはアルバムの毛色に合わないということでほとんど収録されず、一曲目からラストまで曲間が繋がってるものもあり、当時はコンセプトアルバムという言葉を知らなかったが、アートワークも含めてまるまる一枚で何かを表現しようとしていることが分かった。ポップな曲は皆無で、世間が求めていたミスチルを裏切り、彼らはダウナーでとっつきにくいものをあえてシーンに叩きつけてきたのだった。『深海』は270万枚という前人未到の売り上げを記録するが、これは今だったら考えられないことである。 それまでポップというイ
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