殺害された高窪統さんが所属していた中央大理工学部は22日午前10時半ごろから、東京・千代田区内で田口東・学部長らが記者会見し、「容疑者が卒業生ということは、非常に大きな衝撃で、重く受け止めている」などと沈痛な表情で語った。 田口学部長によると、山本竜太容疑者は「おとなしい学生」で、3年生と4年生の時に高窪さんの授業を1コマずつ受講。3年の時の単位は取得したものの、4年時の単位は取れず、留年した5年目に高窪さんの研究室に所属して、卒論の指導を受けていた。ただ、留年したのは高窪さんの授業が影響したのではなく、1年生の時に3単位しか取得していなかったためで、高窪さんとのトラブルも把握していないとしている。 卒業と同時に一部上場企業に入社し、昨年6月には大学事務室に成績と卒業証明書を取りに来たことが確認されている。田口学部長は「その時の様子などはわからない」と話した。 一方、現場となった中央大後楽
Googleはどの従業員が辞めることになるか、ひょっとしたら従業員自身が自覚する前から見分けられるようになると考えている。 Googleは米国時間5月19日、同社の有名なデータ収集と分析の能力を検索結果以上のことに使用していると明らかにした。Wall Street Journal(WSJ)によると、Googleは、無料のランチやカラフルに彩られたオフィスなどの人材引きとめ策に背を向けて同社を辞めてしまう可能性のある従業員の数を算定するアルゴリズムを開発したという。 数年前まで、シリコンバレーの労働者はこぞってGoogleに押し寄せていた。一方のGoogleも精力的に人材を採用していた。しかし特にGoogleの株価が2007年後半をピークに下降するようになってからは状況が変わり、Googleは必ずしも新進の若いプログラマーや起業家が才能に磨きをかけるための最高の場所とは見られなくなってし
設定した時間が過ぎると、保存しているデータを自動的に消去するUSBメモリーを富士通研究所(川崎市)が開発した。 患者の病歴や生徒の学業成績など重要なデータを保存しているUSBメモリーの紛失・盗難が後を絶たず、社会問題になっている。個人情報の漏えいを防ぐ新技術として注目されそうだ。 中央演算処理装置(CPU)や時計などの機能を内蔵しており、データを消去する時間を9日先まで分刻みで設定できる。時間が過ぎると、データを無意味なデータで上書きして消す仕組みだ。 接続可能なパソコンを指定でき、指定外のパソコンにつないだ時もデータを消してしまうので、盗まれても重要なデータを読み取られない。容量は2ギガで、うち消去できるのは40メガ分。年内の商品化を目指す。
地元高校生をアルバイトの研究助手として採用し、勤務を通じて科学への興味を高める取り組みが、慶応大先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)で行われている。 最先端の研究に高校生が継続して携われるとあって、高校生からは「二度とない機会。大学受験を前に進路選択に役立てたい」などと人気。大学側も「鶴岡から日本を背負って立つような科学者を輩出したい。特色を出す中で、大都市圏に研究所が集中する現状を変革したい」などと意気込んでいる。 同研究所に隣接する県立鶴岡中央高校の3年生1人と1年生3人の計4人が参加。全国の研究機関でも珍しい取り組みという。 同研究所によると、研究助手は大学院生が任されることが多いが、同研究所は「高校生が最先端の研究に携わる経験が、将来の大きな糧となるはず」と採用を決めた。 具体的には、同研究所の講師らの4つの研究にそれぞれ参加。藻を用いたバイオ燃料の研究用に藻の培養を行ったり、研究に
顔がすぐに赤くなるお酒に弱い体質の人が飲酒と喫煙をすると、食道がんになるリスクが、飲酒も喫煙もしない人に比べ、最大190倍も高くなることが、東京大学の中村祐輔教授と松田浩一助教の研究でわかった。 同じ体質の人でも、飲酒・喫煙をしないと、リスクは7倍程度に下がった。体質を理解して生活習慣に気を配ることで、予防したり、早期発見したりできると期待される。 研究チームは、食道がんの患者1070人と健常者2832人で、約55万か所の遺伝情報の違いを比較。発がん性が指摘されているアセトアルデヒドをアルコールから作る酵素と、アセトアルデヒドを分解する酵素の二つが、食道がんのリスクに関連していることを突き止めた。 アセトアルデヒドはお酒で気分が悪くなる原因物質で、たばこの煙にも含まれる。顔が赤くなるのは、アセトアルデヒドの分解能力が弱いためで、日本人の4割がこのタイプ。アセトアルデヒドを作る働きが弱いと、
11日午前10時25分頃、神戸市東灘区本山北町の診療所から出てきた女性(81)に、男が「かばんにトカゲが入りました」と声をかけ、女性が投げ出したショルダーバッグを持って逃走した。 中には1万円が入っていた。同区では先月以降、ヘビやハチが「かばんに入った」と女性を驚かせ、バッグなどを盗む事件が多発しており、東灘署が注意を呼びかけている。 同署によると、先月12日と22日には、男から「ヘビがかばんに入った。取ってあげる」などと声をかけられた84歳の女性が1万7000円入りの財布、74歳の女性は7万円が入ったかばんを奪われた。 今月8日には、82歳の女性が「かばんにハチが」と言われ、約1万3000円が入ったかばんを盗まれた。 いずれも高齢者を狙っていることから同署は同一犯の可能性が高いとみて調べている。
吉本興業が、吉本新喜劇誕生50周年を記念して「ギャラは50円ぽっきり」の出前公演を企画したところ、全国から3週間で約800件もの申し込みがあった。 離島や過疎地域からの依頼もあり、同社は「これほどまで新喜劇が愛されていたとは」と感激、1回限りとしていた公演を、数回開く方向で検討する。 「入場は無料。会場と劇団員ら50人分の食事を用意してもらえれば、1人1円のギャラで出向きます」と銘打って、4月16日からネットで受け付けたところ、自治体や学校、障害者施設、老人ホームなどから申し込みが殺到した。 特に同社が驚いたのが、テレビ中継でなじみが深い西日本ばかりでなく、北海道から沖縄までまんべんなく応募があったこと。「食事は地元の特産品をふるまわせてもらう」「子どもたちに本場・関西の笑いを見せてやって」など、熱烈な書き込みも多く寄せられた。募集は今月末で締め切る。 出演料や宿泊代など、吉本側の持ち出し
次世代の「iPhone」に磁気計が搭載されるといううわさが初めて浮上したのは1カ月前のこと。そして、このたびBoy Genius Report(BGR)がその裏づけと見られるスクリーンショットを入手した。 これらの画像は、「Show In Compass」というオプションを含むデバッグメニューの存在を明らかにしている。このオプションは、次世代のiPhoneで登場するといわれている。 デジタルコンパスで実現する魅力的な機能の1つとしては、MacRumorsの示すとおり、拡張現実的なアプリケーションが導入可能になる点が挙げられる。モバイルでの拡張現実においては携帯電話のカメラとコンパスが利用可能になり、例えばサンフランシスコのユニオンスクエアなど、ロケーション情報の伴うイメージをデバイス1つでとらえられるようになる。コンパスの情報を用いることにより、ロケーションの名称をイメージ上部にポップ
29日に県立音楽堂で行われる〈ラ・フォル・ジュルネ金沢〉のオープニング・コンサートで、金沢市中戸町の中林理力(りりき)君(14)(金沢大学付属中3年)がピアノのソリストとして、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)と共に、ピアノ協奏曲「ピアノと管弦楽のためのロンド」を演奏する。中林君は「選ばれてうれしい。思い切り楽しみたい」と本番に臨む。 中林君は「ピアノマラソン」のオーディションに合格し、これまで2回、街中でのミニコンサートに出演。審査員長の世界的ピアニスト・中村紘子さんから「音を響かせる奏法が素晴らしい」と評価され、オープニングの独奏者に推された。 4歳からピアノを始め、全国のコンクールで優秀な成績を収め、今年1月、「ショパン国際ピアノコンクール・イン・アジア」でも努力賞を受賞した。 ピアノ協奏曲でソリストはまさに演奏の中心。世界的な音楽祭の開幕を飾るステージだが、「みんなで心を一つ
アライグマは、洗っていた――。アライグマが毒を持つ生き物を食べる際、地面で“こすり洗い”して毒抜きをするユニークな行動を取ることが、京都大の持田浩治研究員(動物行動学)の調査で明らかになった。 両前脚で、洗うようなしぐさをすることからそう呼ばれているが、野生のアライグマの場合、餌探しのための行動で、実際は「洗わない」とされていた。持田研究員は「毒のある食物に関して、アライグマは、名前通りの行動をしている」と話す。 アライグマは北米原産で、小動物や昆虫、魚、果実などを食べる。持田研究員は、大阪府内などで捕獲された野生化したアライグマ6匹の食性を観察。皮膚から毒を分泌し、天敵がほとんどいないとされるアカハライモリやニホンヒキガエルを餌にしていたことがわかった。 詳しく調べた結果、6匹とも通常の餌はそのまま食べるが、においで餌に毒があると判断した場合、両前脚で、最長10分余りも地面に、こするなど
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