東京に駐在する外国メディア特派員らの目に、私たちの社会はどう映っているのだろうか。韓国、フランス、米国、バングラデシュ、シンガポールの個性豊かな記者たちがつづるコラム「私が思う日本」。第36回は朝鮮日報(韓国)の崔銀京・東京特派員が「親ガチャ」について取り上げる。韓国でも以前、同じ意味の言葉が流行したという。日韓に共通する本質的な問題を探る。 昨年12月、日本で恒例の「2021ユーキャン新語・流行語大賞」が発表された。私は、日本と関連する仕事をしてもしなくても、毎年この新語・流行語の発表を楽しみにしている。その年にどんな言葉がなぜ流行したのか、なぜ選ばれたのかを調べてみるだけでも、その1年の日本社会をある程度理解できるからだ。昨年の大賞に動画配信大手「ネットフリックス」で配信されて世界的ヒット作となった韓国ドラマ「イカゲーム」が候補に挙がったことが韓国でも話題になった。 私が最も注目したの