7月13日、東京大学大学院経済学研究科の渡辺努教授は、日銀の金融政策について、伝統的な経済指標のみならず、速報性の高いビッグデータも踏まえた政策判断が必要になるとの見方を示した。写真は4月、都内で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato) [東京 13日 ロイター] - 東京大学大学院経済学研究科の渡辺努教授は13日、ロイターのインタビューで、日銀の金融政策について、消費者物価指数(CPI)といった伝統的な経済指標のみならず、速報性の高いビッグデータも踏まえた政策判断が必要になるとの見方を示した。 渡辺氏は、スーパーマーケットのPOSシステムを通じて集計した日次データをもとにする「東大日次物価指数」を開発したことで知られる。渡辺氏は、感染者が急増しているブラジルを例にとりながら、「例えばCPIでは2%をずっと下回っていて、デフレになることの方が心配かもしれないが、何かのビッグデータ