不動産投資をはじめ、株式や債券、預貯金など投資にはどれくらいの利益、利回りが得られるかという収益性が重要視されているが、投資した資金がいざというとき迅速に現金に換えられるか、ということも非常に重要な指標となる。これを流動性という。 流動性とは如何に迅速に資金化、現金化できるかという尺度である。現金化できる時間が短いほど流動性は高く、現金化できる時間が長いほど流動性は低いと言える。今回は不動産投資における「流動性」について解説する。 流動性という観点で投資商品のリスクを考えると、「株式投資」や「金(ゴールド)」など流動性が高い商品はリスクが低く、流動性の低い商品(不動産等)はリスクが高くなる。 一般的にリスクとリターンは比例するため、別の言い方をすれば流動性の高い商品は短時間で現金化できることから流動性リスクが低く、リターン(利回り)が低いといえる。 一方、流動性の低い商品は現金化するのに時