[db tech showcase Tokyo 2017] D21: ついに Red Hat Enterprise Linuxで SQL Serverが使...Insight Technology, Inc.
DBシステムにおいてレプリケーションとは,データベースの複製を作る仕掛けを指す。レプリケーションによって,PostgreSQL単体では実現できない可用性の向上や負荷分散などのメリットを得ることができる。 レプリケーションの仕掛けや実装方式は様々である。これは,レプリケーションにおいては「これが理想である」という方式が存在しないからだ。 今回紹介するSlony-I(http://slony.info)は,「非同期・シングルマスタ」方式のレプリケーションに分類される。この方式では,一般に一つの「マスタ」と呼ばれる主サイトから一定間隔で更新データを一つまたは複数の従サイト(一般に「スレーブ」と呼ばれる)に転送し,更新結果を反映する。したがって,ある時刻を取るとマスタとスレーブの間では必ずしもデータベースの内容が一致しないことになる。また,データの更新をスレーブに対して行うことはできない。 こうし
pgpool-IIの概要 「pgpool-II」とは、PostgreSQLの高速化と高信頼化を目的としたミドルウェアである。pgpool-IIは、下図のようにクライアントとPostgreSQLの間に入る形(プロキシ形式)で動作する。なお、データベースクライアントはPostgreSQLサーバへ接続するのではなく、pgpool-IIへ接続することになる。 pgpool-IIは現在、pgpool Development Groupにより開発が継続されている。ライセンスには修正BSDライセンスを採用しており、ソースコードが公開されているので自由に利用することができる。ソースコードはhttp://pgfoundry.org/projects/pgpoolからダウンロードすることができる。なお、2007年10月1日現在のpgpool-IIの最新バージョンは1.2.1である。 pgpool-IIはさまざ
pgpool、Slony-Iと試してきたが、今回からはPostgreSQL用レプリケーション・システムの大本命、三谷篤氏が開発されている「PGCluster」を使ってみよう。 pgpoolはコネクション・プーリングの応用としてシングルマスタ/シングルスレーブ型のレプリケーションが行えた。また、Slony-Iではシングルマスタ/マルチスレーブ、つまり一つのマスタのデータを複数のスレーブに複製できる。これらに対し、PGClusterは「マルチマスタ」方式のレプリケーション・システムだ。つまり、複数のデータベースクラスタがそれぞれ同列にマスタとなり、お互いの更新データを複製するシステムだ。 図1 また、前々回Slony-Iを動かした時にマスタへの更新がスレーブに反映されるまで多少時間がかかったが、これはSlony-Iが「非同期式」のレプリケーション・システムだからである。一方、PGCluster
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