今年、すでに梅雨入りしているのは沖縄、奄美、九州南部、四国のみで、九州北部から東北ではまだ梅雨入りしていません。平年の梅雨入りは九州から関東甲信は6月上旬ですので、今年はかなり遅くなっています。 梅雨入りが遅れているのは、太平洋高気圧の北への張り出しが強まらず、梅雨前線がなかなか本州付近まで北上しないためです。 この先、15日(土)から16日(日)は前線が本州の南岸沿いまでいったん北上し、前線上を低気圧が進むでしょう。このため、九州から関東甲信は雨が降り、九州南部では雷を伴った激しい雨の降る所がありそうです。また、別の低気圧や前線が北日本を通過するため、東北や北海道でも雨が降るでしょう。このタイミングで梅雨入りとも考えられますが、17日(月)は前線はいったん南下し、本州付近は晴れ間のでる所が多くなるため、梅雨入りを見送る可能性があります。 次のタイミングが18日(火)頃から19日(水)頃で
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