米半導体大手・クアルコムが3日発表した第1・四半期(10─12月期)の利益と売上高見通しは、携帯電話や自動車などに利用される半導体需要の急増を背景に、市場予想を上回った。9月撮影(2021年 ロイター/Wolfgang Rattay9 [3日 ロイター] - 米半導体大手・クアルコムが3日発表した第1・四半期(10─12月期)の利益と売上高見通しは、携帯電話や自動車などに利用される半導体需要の急増を背景に、市場予想を上回った。 サプライチェーン(供給網)の制約によりアップルなどのスマートフォンメーカーが利益率の高い最上位機種の生産に注力したことが、同市場向けを強みとするクアルコムに有利に働いた。中国の華為技術(ファーウェイ)がスマホ市場から撤退したことも、クアルコムに利益をもたらしている。ファーウェイのスマホには独自に開発した半導体が使用されていたが、同社の撤退によりクアルコム製を採用した