下のグラフは海上保安庁のサイトの「尖閣諸島周辺海域における中国公船等の動向と我が国の対処」というものだ。少々小さくて読めないかもしれないけれど、真ん中あたりで急激にグラフが伸びているのは2012年9月。そう、日本が尖閣諸島を国有化した時だ。国有化したのは民主党政権だが、この件を言い出し国有化の流れを作ったのは他でもない石原慎太郎氏だ。 続いてのグラフは統合幕僚監部の「尖閣諸島周辺海域における中国公船等の動向と我が国の対処」「緊急発進回数の推移」というもの。昨年度は、過去最高回数である昭和59年の944回に迫る943回だった。 多くの方はすでにご存じのデータかも知れないが、こうして長い期間のデータをグラフで見ると、あらためて安倍政権の詭弁がくっきり浮かび上がる気がする。 どちらも昨日今日急に始まったり増えたりしたわけでなく、むしろ小泉首相の靖国神社参拝や、尖閣の国有化、安倍政権のいわゆる「積