黒板やホワイトボードを使ったお色気医事漫談で知られるケーシー高峰(たかみね、本名門脇貞夫=かどわき・さだお)さんが8日午後3時35分、肺気腫のため入院先の福島県いわき市内の病院で死去した。85歳。山形県出身。葬儀は近親者のみで営まれる。医事漫談の第一人者として、半世紀以上にわたって活躍。俳優としても渋い演技で数多くの作品を彩り、マルチタレントの草分けだった。 【写真】腰痛が悪化し、自らのMRI断層写真を前に解説するケーシー高峰さん 軽妙洒脱(しゃだつ)な話術が持ち味のドクターケーシーが逝った。30年以上前に移り住んだいわき市内の病院で家族らにみとられて旅立った。 関係者によると、肺を患っていたため、昨年9月以降は仕事を控えて自宅で療養。約1カ月前から入院していた。古くからの知人は「若い頃から愛煙家。肺を悪くしていたようだ」と明かした。最後の仕事は同月に収録された演芸番組「お笑い演芸館+」(