すべての女性に平等に訪れる、更年期。健康は「女性ホルモンに守られ、コントロールされている」と心得て【前編】更年期を過ごす女性を取り巻く社会での変化“女性が心も体も健康であるように”という思いから、女性ライフクリニック銀座の院長、対馬ルリ子先生とともに、女性のための健康講座「女性ホルモン塾®」を2002年から始めた吉川千明さん。2020年からは、対馬先生のクリニックでメノポーズカウンセラーとして「更年期カウンセリング外来」を担当し、更年期の不調を訴える女性の悩みに耳を傾けるほか、更年期に対する理解を深めてもらうセミナーも行っている。 女性活躍支援やフェムテック市場拡大の後押しもあり、更年期についてオープンに語れる機会が増え、「女性の意識は、語るのも恥ずかしい否定的なものから、受け入れて乗り越えていく、声を出して悩みを共有していくという前向きなものに変わってきました」と、吉川さん。「更年期症状が辛くて会社を辞めるなど更年期ロスによりどキャリアを断念することは、社会にとっても深刻な問題。男性の意識も
