各レビュアーが今年の一冊をご紹介する、恒例の「HONZ 今年の一冊」、いよいよ発表。というか、やっと出揃いました(某ノーレビュー師匠がなかなか書かないのはレビューだけではなかったのだ)。毎度のことながらみんなバラバラですが、それぞれの個性がいっそう際立つ一方、意外な選択もあり、偶然にもメルヘン栗下と高村和久の微妙かつ絶妙なバトルが発生したりと、なかなか楽しめます。なかには初版1971年の本とかを持ち出す輩もいて、相変わらずHONZは自由だな、とわれながら呆れている次第。 ではでは、今年はいきなり代表からスタート! 相変わらずの成毛節です。 成毛眞 2013年最大の衝撃作 2013年最大の衝撃作だ。表紙の7割以上を覆い尽くす、13センチもの幅の真っ黒な帯が巻かれていて、そこには「警告!これはフィクションではありません ブラック精神科医たちの衝撃の実態」と本のタイトルよりも大きな白抜き文字で書