(英エコノミスト誌 2012年9月29日号) インドの指導者たちは、有権者に改革の必要性を納得してもうらため、国の新たな未来像を明示しなければならない。 インドが65年前に独立を勝ち取った時、この国の指導者たちは未来に対するビジョンを持っていた。一面では、彼らの夢――自由主義的民主主義――は立派で、当時のアジアでは珍しい夢だった。おかげで、大部分のインド国民は現在、好きな場所で好きなように抗議をし、声を上げ、投票し、旅行し、祈りを捧げる自由を享受している。 さらに、そうした自由のおかげで、国政を軍人やスパイ、宗教指導者、政党によって選ばれた人ではなく、選挙によって選ばれた文民が担っている。中国やロシア、パキスタンなどの国民が同じことを言えたらどれほどよかったことか。 「ヒンドゥー成長率」と呼ばれた低成長 しかし、彼らのビジョンは経済的な面では功を奏さなかった。独立運動を率いたマハトマ・ガン
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く