[ニューヨーク 30日 ロイター] - 競合他社に負けない確立されたブランド力を持ち、経済的に「要塞」とも言える手堅い企業へ重点投資する──米著名投資家ウォーレン・バフェット氏(84)は、この戦略を苦労して築き上げてきた。だが、彼のポートフォリオ中、多くの銘柄でその要塞は弱体化しつつある。 米IBM 、コカ・コーラ 、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) などはほんの一例だ。業界大手であっても近年は競争激化に直面して売上高は減少しており、以前ほど他社を上回る業績を出すことは難しくなっている。