同じようなプロセスを経て、どこの地域も同じような農作物を使った商品や観光商品が出てきます。高付加価値のブランド化を目指したはずが、日本中が同じようなプロセスで、汎用品を作り出してしまう。結果、地元の道の駅くらいでしか置いてくれなかったりするわけです。 そして、予算の終わりと共にコンサルも去り、「自称・地域ブランド」は使い捨てられていきます。 理由3:資源不足なのに難易度の高い方法に取り組む非合理 そもそもブランド形成は、極めて難易度の高いマーケティング手法です。 他と違いを出す方法として、商品自体、価格設定、サービス、ブランド、という4つの方法があります。その中でも、ブランド差別化は顧客に対して特別な感覚を抱かせ、他の商品より積極的に購入したいと思うような、極めて定性的な無形資産を形成しなくてはならず、時間も労力も必要とする難しい方法です。これは大企業による事業をみても、巨額の投資をしても
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