インド駐留のイギリス人、サー・ウィリアム・ジョーンズが、インドの古代語であるサンスクリット語がギリシア語やラテン語と共通の源から発していることを発見し、この共通の言語が派生した言語族をインド・ヨーロッパ語と名付けた。また共通の源の言語をインド・ヨーロッパ祖語と言う。この「祖語」は、現在、残存している諸語(碑文などで残存している死語も含む)を比較することで、かなりの程度まで「再建」されている。 紀元前約6000年〜4500前後にコーカサス周辺から中央ヨーロッパに居住していたグループから現在のヨーロッパ諸言語を話す民族が派生。南部に移動したグループから、インド・サンスクリット語族やイラン語族が生まれた。この起源については、19世紀から20世紀にかけて、さまざまな説が出され、論争が展開された。
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