イスラム国が邦人2人を拘束。吹き荒れる「自己責任論」 いわゆる「イスラム国」により邦人2人が拘束され、日本政府が莫大な身代金を要求されていることを受けて、世間では「自己責任論」が吹き荒れています。 「自己責任論」とは、結果を予測し得る状態において、自らの自由意思で選択・決定して行動した結果については、自らが責任を負うというものです。今回の事態に当てはめると、「危険な場所であることを承知で自らそこに行ったのだから、自業自得であり、日本政府が身代金を支払ういわれはない」ということになるのでしょう。このような「自己責任論」は、2004年4月にイラクで邦人5人(市民活動家やジャーナリスト)が武装グループに拘束された際にも同じように噴出していました。 「自己責任論」を突き進めると、社会が成り立たなくなる この「自己責任論」は、裁判上では「危険への接近の法理」という形で顕れてきます。例えば、米軍基地の
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