スズキらしいクルマだな、とまず感じたのがこのクロスビーの第一印象。超売れっ子のハスラーのアイデンティティをしっかりと色濃く受け継ぎつつも、5ナンバーサイズになったメリットをしっかりいかしているのも特徴。 そんなクロスビーの1月の販売台数は2442台。 これは登録車では同社のソリオ(3342台)、スイフト/スイフトスポーツ(2664台)に次ぐ第3位。年末の登場だっただけにご祝儀相場な感もあるが、この勢いがどこまでも続きそうな予感もある。 今回はこのクロスビーに”コスパの鬼”でもあるジャーナリスト、渡辺陽一郎氏に試乗インプレッションしてもらった。 文:渡辺陽一郎/茂呂幸正 ベストカー2018年2月26日号 ■クロスビーは「みんなで、もっと遠くまで遊びにいきたいクルマ」がテーマ クロスビーは「ハスラーの小型車版が欲しい」というニーズに応えて開発された。確かにフロントマスクは似ているが、全幅はクロ