1856年の7月10日、交流発電機の発明で知られる電気工学者のニコラ・テスラ(Nikola Tesla, 1856-1943)が生まれました。 オーストリア帝国(現在のクロアチア)のスミリャンで生まれた彼は中欧の名門・グラーツ工科大学とプラハ大学で学んだのちハンガリーにある電話会社に就職しました。 しかし、ハンガリーでの生活は一年足らずで終わってしまい、テスラはパリにあるコンチネンタル・エジソン社に再就職します。同様にフランスでの生活も長くは続かず、しばらくして彼は上司の異動の関係でアメリカに移ることとなったのです。 現代でもその対立が語り草であるトマス・エジソン(Thomas Alva Edison, 1847-1931)とテスラが出会うこととなったのがこの時です。とはいえ、その当時は大企業の社長と社員の関係であった二人はそこまで深く関わりを持ったというわけではなかったようです。 その後