LCCとは真逆の…… いま日本は低コスト航空会社(LCC)ブームだが、LCCの旅客機は基本的にエコノミークラスのみのモノクラスで通路は1本の中小型機を使う。また、小さめの飛行機にできるだけの席を詰め込むため、自然と機内は座席がズラリと並んでいるだけの簡素なものになる。 で、その逆ともいえるのが、エアバスA380というオール2階建ての旅客機。2階建てだから床面積はとにかく広く、例えば成田 - パリ線でA380 を運航しているエールフランスの場合、同社のボーイング777-200とエアバスA340-300 という大型機の座席数を足した数とほぼ同じの538席を設置。単純に2機分のスペースがあると考えていいわけだ。 エミレーツはシャワースパ付きのA380 スペースが広いため、座席を詰め込まず他の旅客機にはないユニークかつゴージャスな設備を置く航空会社も多い。去る7月1日から成田 - ドバイ線での運航