◇満州の氷上に舞う 【福島】バンクーバー冬季五輪のフィギュアスケート男子ショートプログラムが行われた16日(日本時間17日)、小塚崇彦選手(20)=トヨタ自動車=の演技を、福島市瀬上町の瀬戸初子さん(88)が万感の思いを抱いてテレビ観戦した。小塚選手の祖父光彦さん(94)とは、旧満州(現中国東北部)で共にフィギュアに情熱を注いだ仲だが、戦争をきっかけに60年以上も音信不通に。小塚選手の最近の活躍で名古屋市で暮らしていることを知り、連絡を取った。「光彦さんの孫を応援できてうれしい」と目を潤ませた。【金寿英】 ◇万感の思い抱き観戦「良かった、良かった」 瀬戸さんは新地町で生まれ、12歳の時に家族と旧満州に引っ越した。新京(しんきょう)の女学校でフィギュアを始め、2年後には同地区の代表選手に選ばれるほど力をつけた。そのころ、選手として活躍していた光彦さんと出会った。 44年春に一時故郷に戻った際
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