『文房具図鑑 その文具のいい所から悪い所まで最強解説』(山本健太郎/いろは出版) 仕事や勉強のパートナーとして文房具をこよなく愛する文房具ファンは、意外と存在する。ファンは大人に限らない。子どもでも、文房具にかける愛が大人顔負けの場合がある。子どものほうが、毎日の学校生活でじつに半日以上も文房具と共に過ごす分、愛情深くて当たり前なのかもしれない。 文房具が好きすぎて、1年もかけて168個もの文房具を徹底的に観察・分析し、100ページ近い手描きレポートにまとめた小学6年生がいる。ぶ厚い見た目に違わぬ『文房具図鑑』と名付けられたレポートは、夏休みの自由研究として学校へ提出された。 実物大で精緻なイラストと、ときには辛口の鋭い解説は、大人も舌を巻くほど。評判が評判を呼び、朝の情報番組『ビビット!』『スッキリ!』『所さんの目がテン!』などで取り上げられると共に、SNSでも話題を呼び、このたび一冊の