口紅や洗顔料、歯磨きなどに一般的に使用されているある化学物質が心臓病や筋肉トラブルを引き起こすかもしれないということが新しい研究で明らかになった。 その物質とはトリクロサンで、数多くの家庭商品の中に含まれているが、心臓や筋肉などが脳から信号を受けるプロセスを妨げる可能性があるという。 実験ではマウスにトリクロサンを注入して20分以内で心臓の機能に25パーセントの低下が見られ、人体にも影響があり得るということを警告した。 しかし、他の専門家は「商品に使われているトリクロサンの量は安全なレベルであり、マウスに注入されたトリクロサンの量は普段我々が摂取している量よりもかなり多いものだった」と主張している。 以前の研究でトリクロサンは甲状腺や生殖機能問題と関わりがあるということがわかっているが、その効果がマウスによって実験されたのはこれが初めてのことである。 科学者達はこの化学物質は院内感染を防ぐ