例えば、新製品の家電の操作がイマイチ理解できなかったとき。使い方を聞くと、必ず返ってくるのは「マニュアル読め」というお言葉。そんな冷たいこと言わずに、教えてくれてもいいのに……。ついつい突き放してしまうSEの本音を、きたみりゅうじが代弁します。 やれ設計書だ規約書だ試験仕様書だ納品書だ報告書だと、やたら紙モノの多いSEの世界。ドキュメントの大切さを日々噛みしめているせいか、俗に難解と言われるような製品マニュアルだって、彼らにとっちゃ苦にならないとかなんだとか。 だからか彼らは言うのです。「マニュアル読め」…と。「この使い方教えてー」と聞いても「マニュアル読め」。これは冷たいんじゃないか。マニュアル読んでもわかんない人の気持ち考えたこともないだろう? さあ、どうでしょう。はてさて、それは以降の物語をご覧あれ。 「マニュアル読め」ってのは突き放してるわけじゃなくて、「そうしないと覚えられなくて