農林水産省が10日発表した日本の2014年の農林水産物の輸出額は、前年比11・1%増の6117億円だった。 初めて6000億円を突破し、2年連続でこれまでの最高を更新した。 約1年前に「和食」が国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録され、海外で和食ブームが広がっていることが後押しした。政府が20年の目標とする「輸出額1兆円」が視野に入ってきた。 内訳は、農産物が3570億円(前年比13・8%増)、水産物が2337億円(同5・4%増)、林産物は211億円(同38・5%増)。農産物では、菓子(和菓子など)が33・1%増の148億円、清酒が9・3%増の115億円と伸びたほか、牛肉(41・6%増の82億円)やコメ(38・6%増の14億円)も好調だった。
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