アイパッドやキンドルなどの電子書籍を体験する子どもたち=神戸市灘区永手町4、市立灘図書館(撮影・笠原次郎) 米国企業に続いて日本企業も今年、端末を発売し、本格普及の兆しがある電子書籍。実際に操作を体験できるコーナーが神戸市立灘図書館(神戸市灘区永手町4)に開設された。県内の公共図書館では初めての試み。週2回の開催時には行列ができるほど人気を呼んでいる。 電子書籍の端末は、米国でアップルがカラーで多機能なiPad(アイパッド)を出し、白黒だが目の疲れにくい「電子ペーパー」を使ったアマゾン・コムのキンドルと競争。日本でもシャープ、ソニーが相次いで商品を投入し、普及に向け動き出している。 同図書館の指定管理者「神戸新聞・TRC(図書館流通センター)グループ」が、iPadとキンドルを各1台導入。iPadは画面を指でなぞって本のようにページをめくる。絵本や小説のほか、動画や音が出る電子絵本もある。キ