チロシンは神経伝達物質の原料となり、うつ状態を改善する効果がある非必須アミノ酸の一種です。 またチロシンは代謝や自律神経の調整を行う甲状腺ホルモンや髪の毛、皮膚の黒色色素であるメラニンの材料となります。 チロシンとは? ●基本情報 チロシンは非必須アミノ酸[※1]の一種で、体内では必須アミノ酸[※2]の一種であるフェニルアラニンから合成されます。チロシンは、神経細胞の興奮や抑制を伝達するアドレナリンやノルアドレナリン、ドーパミンなどの神経伝達物質の原料となります。さらに成長を促進したり、代謝[※3]や自律神経[※4]の調整を行う甲状腺ホルモンや、髪の毛や皮膚の黒色色素であるメラニン色素の原料となります。 チロシンは神経や脳の働きをサポートするために必要なアミノ酸で、うつ病の改善、認知症の予防に効果的だといわれています。 ●チロシンの歴史 チロシンは1846年にドイツの化学者リービッヒによっ