和歌山県すさみ町江住の町立エビとカニの水族館で飼育されているカニの甲羅に藻がびっしり生え、「髪の長いカニ」として注目を集めている。 このカニはオーストラリアン・スノークラブ。甲幅は12センチほど。オーストラリアの水深200〜2千メートルの深海底にすむ食用のエンコウガニの仲間で、3年前から飼育している。本来、甲羅の一部を除き全身真っ白だが、展示して以来脱皮をしておらず、照明によって藻が繁殖してしまったようだ。 森拓也館長は「カニの調子も良く困った様子もない。きれいにしようとも考えたが、万が一、磨いて死なせては大変」とそのままにして見守っている。 【関連記事】 「鬼」や「福」集まる 水族館で節分展示 (2010年01月20日更新) 「めでタイガー」な年に 水族館が正月特集展示 (2009年12月30日更新)